横須賀市武(築40年・付帯部7箇所)の付帯部塗装の工程を写真つきで解説します。
横須賀市武で築40年のお住まいの付帯部塗装を行いました。軒天・破風・雨樋・雨戸・庇といった付帯部7箇所に色褪せや劣化が見られ、建物全体の美観と保護性能を回復するための塗装工事に着手しました。この記事では現場の施工写真をもとに、部材ごとの塗装工程と劣化状態を詳しくご紹介します。
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付帯部塗装とは?なぜ必要な工程か
付帯部塗装とは、外壁や屋根以外の細かな部材を塗装する工程です。軒天(軒裏の天井)・破風板(屋根端の側面)・雨樋・雨戸・庇・換気フード・笠木・水切りなど、直接雨風や紫外線にさらされる部材は外壁と同じかそれ以上に劣化が進みます。放置すると塗膜の剥がれや錆の発生、雨漏りの原因にもつながるため、外壁・屋根と同時に塗装して保護することが建物全体の耐用年数を伸ばす上で重要です。部材ごとに材質(金属・木・樹脂)が異なるため、それぞれに適した塗料と工程で施工します。
施工前の状態
築40年が経過したこのお住まいでは、軒天・破風・雨樋・雨戸・庇・換気フードなど付帯部7箇所に劣化が見られました。窓上の庇は表面が色褪せて光沢を失い、手で触ると白い粉が付くチョーキング状態でした。軒裏の天井(軒天)も経年で汚れとシミが付着し、換気フードは樹脂の劣化で色褪せと質感の低下が進んでいました。これらの付帯部は外壁と一緒に塗り替えることで、建物全体の印象と保護性能を均一に保つことができます。




軒天の下塗り
軒天の下塗りは、劣化した軒天と塗料を密着させるための最初の工程です。軒天は屋根の裏側で湿気がこもりやすく、カビや汚れが付着しやすい部位のため、透湿性・防カビ性に配慮した下塗り材を使います。この現場では洗浄後の軒天にローラーで下塗り材を丁寧に塗布し、表面を均一に整えました。下塗りを省くと上塗りが密着せず、数年で剥がれる原因になります。

軒天の上塗り
軒天の上塗りは、下塗りの乾燥後に防カビ性・透湿性のある上塗り塗料を塗る工程です。軒天は目線より上にあるため見落とされがちですが、湿気の逃げ道を確保しながら美観を保つことが雨漏りや腐食を防ぐ上で重要です。この現場でもローラーで均一に上塗りを施し、清潔で明るい仕上がりにしました。軒天の上塗りは中塗りを入れず2回塗り(下塗り+上塗り)で仕上げる場合が一般的です。

破風の中塗り
破風の中塗りは、下塗り後に膜厚を確保し色ムラを整える工程です。破風板は屋根の端にあり風雨に直接さらされるため、外壁以上に塗膜の劣化が早く進みます。この現場でも下塗りが乾燥した後、ローラーで中塗り塗料を均一に塗布しました。中塗りと上塗りで同じ塗料を2回重ねることで、必要な膜厚を確保し紫外線や雨水から破風板を長期間保護します。

横樋の下塗り
横樋(軒樋)の下塗りは、雨樋本体と塗料を密着させるための工程です。横樋は屋根から流れてくる雨水を受ける部材で、常に水にさらされるため塗膜の劣化が早く、放置すると色褪せや割れの原因になります。この現場ではケレン(研磨と旧塗膜の除去)後、下塗り塗料をローラーで丁寧に塗布しました。下塗りを丁寧に行うことで、上塗りの密着性と耐久性が大きく向上します。

横樋の上塗り
横樋の上塗りは、下塗り乾燥後に仕上げの塗料を塗る工程です。横樋は外壁と同じく紫外線と雨水に常時さらされるため、耐候性の高い塗料で保護することが長寿命化の鍵になります。この現場でも下塗り後の樋にローラーで上塗り塗料を均一に塗布し、濃い色で仕上げました。横樋は目線に近い位置にあるため、塗り残しがあると目立ちやすく、丁寧な施工が求められます。

雨戸の錆止め
雨戸の錆止めは、金属製の雨戸を錆から守るための防錆下塗り工程です。雨戸は鉄やアルミの金属でできており、塗膜が劣化すると錆が発生し穴が開く原因になります。この現場でもケレン(研磨で錆と旧塗膜を落とす作業)後、錆止め塗料をローラーで丁寧に塗布しました。錆止めを省略すると、上塗りをしても数年で錆が浮いてきて剥がれるため、金属部材の塗装では必須の工程です。

雨戸の中塗り
雨戸の中塗りは、錆止め乾燥後に仕上げ塗料を塗る1回目の工程です。雨戸は開け閉めで擦れや衝撃を受けるため、膜厚を十分に確保することが耐久性につながります。この現場でも錆止め後の雨戸にローラーで中塗り塗料を均一に塗布しました。中塗りと上塗りで同じ塗料を2回重ねることで、必要な膜厚と美しい仕上がりを両立します。

庇の錆止め
庇(霧除け)の錆止めは、金属製の庇を錆から守るための防錆下塗り工程です。庇は窓の上に突き出た小さな屋根で、雨や日差しを防ぐ役割を持ちますが、常に雨風にさらされるため塗膜の劣化が早く進みます。この現場でもケレンで錆と旧塗膜を落とした後、錆止め塗料をローラーで丁寧に塗布しました。庇は目立つ位置にあるため、錆止めを丁寧に行い仕上がりの耐久性を高めることが重要です。

よくあるご質問
Q. 付帯部塗装の耐用年数はどれくらいですか?
A. 付帯部塗装の耐用年数は使用する塗料のグレードによって異なり、シリコン塗料で10〜13年、ラジカル塗料で12〜15年、フッ素塗料で15〜20年が目安です。横須賀市武のこの現場でも、築40年で軒天・雨樋・雨戸などの付帯部に色褪せと劣化が見られたため、外壁・屋根と同時に塗装を行いました。付帯部は外壁より劣化が早い部材もあるため、外壁塗装と同じタイミングで塗り替えるのが効率的です。
Q. 付帯部の色は外壁と同じにすべきですか?
A. 付帯部の色は外壁と同じにする必要はありません。外壁と同系色でまとめると統一感が出ますし、逆に破風や雨樋だけを濃い色にして引き締める配色も人気です。横須賀市武のこの現場では、軒天を明るい色で仕上げ、雨樋や破風は濃い色で塗装して建物全体にメリハリをつけました。色の組み合わせは施主様のお好みや建物の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
Q. 軒天・破風・雨樋だけを塗装することはできますか?
A. 軒天・破風・雨樋だけを塗装することも可能ですが、足場を組む費用がかかるため外壁や屋根と同時に塗装する方が費用対効果は高くなります。横須賀市武のこの現場でも、外壁・屋根と一緒に軒天・破風・雨樋・雨戸・庇など7箇所の付帯部を塗装しました。付帯部だけが劣化している場合や部分補修で対応できる場合は、まず現地調査で状態を確認してから判断するのがおすすめです。
まとめ
横須賀市武のこのお住まいでは、築40年で劣化が進んでいた軒天・破風・雨樋・雨戸・庇など付帯部7箇所を部材ごとに適切な工程で塗装しました。付帯部は外壁・屋根と同時に塗り替えることで、建物全体の美観と保護性能を均一に保ち、長く安心して暮らせる住まいになります。付帯部の劣化が気になる方は、外壁塗装とセットでの塗り替えをご検討ください。
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