この記事の結論
- 磯子区には、根岸・磯子・円海山の3つの風致地区がかかります。磯子台・汐見台・森が丘・岡村などの一部が含まれ、外壁の色を変えるなら先に確認が必要です。
- 区内の住宅の27.2%が1980年以前の建築で、横浜市全体の16.3%より高い割合です(令和5年住宅・土地統計調査)。
- G.B.S の磯子区の実績は、今のところ1件です。外壁の色替えと、屋根のガルバリウム鋼板のカバー工法を同時に行いました。
- 塗装会社は、誰が現地を見るか・見積書の書き方・工事の選択肢の3点で比べるのがおすすめです。
横浜市磯子区で外壁塗装を考えている方へ
株式会社G.B.S の長谷川です。私たちの会社は、南区六ツ川にあります。
塗り替えの打ち合わせでいちばん楽しいのは、色決めです。ただ、磯子区には風致地区が3つかかっており、これは市内の区の中でも多い数です。住所によっては、外壁の色を変えるのに市の許可が必要になります。
この記事は、磯子区の「地図」です。磯子区での実績はまだ1件ですので、数を飾らず、その1件と、市の公式の情報をていねいにお伝えします。
G.B.S は地元でどんな工事をしてきた?
磯子区の公開実績は1件です。新築のときには選べなかった色への塗り替えと、屋根のカバー工法を一緒に行いました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実績 | 磯子区 I様邸 |
| ご希望 | 新築時には叶わなかった、好きな色にしたい |
| 外壁 | カラーシミュレーションで色を確かめてから塗り替え |
| 屋根 | ガルバリウム鋼板でカバー工法(既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工事) |
外壁の塗り替えと屋根の工事を同時に行うと、足場を一度で済ませられます。屋根と外壁の傷み具合がそろっている家では、検討する価値がある組み合わせです。
写真と説明は、横浜市磯子区の施工実績でご覧いただけます。
平地と丘陵が広がる住宅地は、塗装にどう関わる?
海沿いの埋立てとともに丘陵地で団地開発が進み、築年数の古い家の割合が高い区です。下地や屋根材の状態の確認が欠かせません。
磯子区役所の統計白書「いそごポケット」では、磯子区は根岸湾に面した平地と、それを囲むように広がる丘陵地、その境の斜面緑地からなると紹介されています。昭和34年頃から根岸湾の埋立てが始まり、汐見台や洋光台などで大規模な団地開発が進んだことも書かれています。
| 項目 | 磯子区 | 横浜市全体 |
|---|---|---|
| 人口・世帯(2026年9月1日現在) | 163,626人・78,941世帯 | 3,757,388人・1,811,326世帯 |
| 面積 | 19.02km² | 438.23km² |
| 住宅の数(居住世帯あり) | 79,370戸 | 1,764,700戸 |
| 一戸建ての割合 | 36.3% | 35.6% |
| 1980年以前に建った住宅 | 27.2%(21,610戸) | 16.3% |
| うち1970年以前 | 10.1%(8,010戸) | 4.9% |
1970年以前に建った住宅の割合は、市全体の約2倍です。築年数が古い家では、屋根材に石綿(アスベスト)が含まれている可能性もあります(厚生労働省は、石綿の製造・使用などが2006年9月から禁止されたと案内しています)。屋根材を撤去する工事になるか、上から覆う工事で済むかで、費用も手間も変わります。
外壁の色を変えるとき、風致地区の確認はいる?
磯子区では3つの風致地区に主な指定地があります。色を変える塗り替えには、市の許可が必要になる場合があります。
横浜市の「町名一覧」に載っている、磯子区の主な指定地は次のとおりです。
| 風致地区 | 磯子区の主な町名 |
|---|---|
| 根岸 | 上町、下町、西町、東町、坂下町、馬場町 |
| 磯子 | 岡村1・2・6〜8丁目、磯子3〜8丁目、磯子台、森が丘1・2丁目、森2・4丁目、汐見台1〜3丁目、久木町 |
| 円海山 | 栗木3丁目、上中里町、峰町、氷取沢町 |
町の一部だけが指定されている場合もあります。境目の確認は、市の都市整備局都市計画課(045-671-3510)で受け付けています。色を決める前に住所を確かめておくと、打ち合わせのやり直しや着工の遅れを防げます。許可の流れと申請の日数は、風致地区で外壁の色を変えるときの許可の要・不要にまとめています。
あわせて、横浜市が区ごとに公開しているハザードマップも見ておくと安心です。磯子区は、浸水ハザードマップのうち高潮の浸水想定区域図がある10区に入っています。土砂災害ハザードマップも磯子区版があります。
実績で多い外壁・屋根の悩みは?
磯子区の実績はまだ1件ですが、「好きな色にしたい」と「屋根を塗るか、かぶせるか」の2つは、どの家でも迷いやすいポイントです。
| 悩み | 考え方 | 参考記事 |
|---|---|---|
| 新築時と違う色にしたい | カラーシミュレーションで確かめる。風致地区なら許可を先に | ― |
| 屋根は塗装かカバー工法か | 屋根材の種類と傷み具合で決まる | 屋根カバー工法、ちょっと待って! |
| 2000年前後の屋根材 | 一部のスレートは塗装に向かない | ノンアスベスト屋根は塗装NG |
正直にお伝えすると、カバー工法は塗装より費用がかかります。一方で、塗装に向かない屋根材に塗っても、数年で傷みが目立つことがあります。屋根材の種類を確かめたうえで、両方の見積もりを並べて比べてください。
屋根のカバー工法と外壁の色替えを同時に行う利点と注意点は、磯子区の実例でみる、屋根のカバー工法と外壁の色替えを同時に行う利点と注意で詳しく書いています。
磯子区で塗装会社を選ぶときは、何を比べればいい?
「誰が現地を見るか」「見積書に工程と塗料が書かれているか」「地域のルールまで確認してくれるか」の3つを比べてください。
- 現地調査をするのは誰か。 屋根材の種類や下地の傷みを、職人が自分の目で見るかどうかで、提案の精度が変わります。職人の現地調査と営業マンの現地調査の違い
- 見積書に、塗料の名前・塗る回数・下地処理が書かれているか。 見積書で必ずチェックすべき5つの基準
- 風致地区など、地域のルールを確認してくれるか。 色を変える工事なら、住所の確認を最初にしてくれる会社だと安心して色を選べます。後悔しない業者選びとコンセプト
費用の考え方は、横浜市の外壁塗装の相場にまとめています。
よくあるご質問
磯子区で外壁の色を変えるのに、許可はいりますか?
多くの住宅ではいりません。ただし、磯子台・汐見台・森が丘・岡村・上町など、風致地区にかかる場所では、色を変える塗り替えに市の許可が必要になる場合があります。市の町名一覧と配置図で確認してください。
屋根のカバー工法と外壁塗装は、一緒にしたほうがいいですか?
屋根と外壁の傷み具合がそろっているなら、足場を一度で済ませられる利点があります。片方がまだ傷んでいないなら、無理に同時にする必要はありません。
磯子区での施工実績は少ないのですか?
公開している実績は、今のところ1件です。私たちは南区六ツ川にあり、磯子区はお隣の区です。実績が増えたら、この記事にも書き足していきます。
まとめ
- 磯子区には根岸・磯子・円海山の3つの風致地区がかかります。色を変える前に住所を確認してください。
- 住宅の27.2%が1980年以前の建築。屋根材や下地の状態を確かめてから工事を選びます。
- G.B.S の磯子区の実績は1件。外壁の色替えと屋根のカバー工法を同時に行いました。
- 塗装会社は、現地調査・見積書・地域のルールの確認の3つで比べるのがおすすめです。
好きな色で暮らせると、家への愛着が深まります。ルールの確認から、お気軽にご相談ください。
出典と確認日
以下は2026年10月3日に確認した内容です。数字や制度は変わることがありますので、最新の情報もご確認ください。
- 横浜市「横浜市人口ニュース No.1201(令和8年9月1日現在)」https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/seisaku/2026/0907jinkonews.files/news-j.pdf
- 横浜市磯子区役所「いそごポケット 磯子区統計白書2025(令和7年度版)」地勢 P.1 https://www.city.yokohama.lg.jp/isogo/kusei/tokei/tokei/hakusho/isogo_pocket2025.html
- 横浜市「横浜市統計書 第10章 建物及び住宅」(第19表・第20表、令和5年住宅・土地統計調査)https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/tokeisho/10.html
- 横浜市「風致地区 町名一覧」https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/kankyo-shoene/huuti/huuti-choumei.html
- 横浜市「浸水ハザードマップ(洪水・内水・高潮)とは」https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/map/sinsuiHM.html
- 横浜市「土砂災害ハザードマップ」https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/bosai/gake/hmap.html
- 厚生労働省「石綿は平成18年(2006年)9月から輸入、製造、使用などが禁止されています」https://www.mhlw.go.jp/content/000912792.pdf
- 株式会社G.B.S「横浜市磯子区の施工実績」https://yokohama-gbs.com/area/横浜市磯子区
この記事は、一級塗装技能士の長谷川 学(株式会社G.B.S 代表)が執筆しました。
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